季節と肺の意外な関係とは?
こんばんは。
はり灸師のマリナです。
秋が深まり、美しい紅葉や美味しい食べ物が楽しめる季節になりましたね。
私も今年は子どもと一緒に定山渓の紅葉を見に行く予定です。
さて、今日は今の季節の秋と身体の中の「肺」の意外な関係について書いてみたいと思います。
秋は乾燥が気になる季節でもあります。
実は、東洋医学では、この「乾燥」は「肺」の大敵なんです。
東洋医学で言う「肺」は、呼吸器系の他に水分調節や免疫機能の役割があり、大腸とも密接な関係にあります。
とてもデリケートな「肺」。
秋の乾燥によってダメージを受けると、咳、鼻詰まり、のどの痛みに加えて、疲れやすく、便秘や下痢にもなりやすくなります。
更に、「肺」は皮膚をつかさどるため、「肺」の不調が肌のカサカサ、アトピー症状やニキビの原因にもなります。
心当たりのある方は、「肺」が弱っている可能性がありますので、特に今の時期、潤いを大切にしましよう。
お部屋の湿度を50〜60%に保ち、「肺」を潤す柿、梨、蓮根など旬の果物や食材を積極的に摂ると良いでしょう。
「肺」は「辛」を好むので、食卓にスパイスや薬味を加えるのも良いかもしれません。
(ただし、激辛は逆に肺を痛める可能性があるのでほどほどに)
気持ちの面では、強い悲しみの感情が「肺」に大きな負担をかけます。
秋になると、何となく悲しい気持ちになったり、落ち込んだりすることはありませんか?
そういう気持ちを放置せずに、適当に気分を切り替えることが大切です。
最後に、「肺」を元気にするツボを一つご紹介。
今日ご紹介するツボは「中府(ちゅうふ)」です。
鎖骨の下を肩の方へたどっていくとくぼみがあり、そのくぼみから親指の幅位下、押すとひびくところです。
左右優しくマッサージしてみてください。
中府(ちゅうふ)は呼吸機能を高める効果や風邪予防効果があります。
更に、大胸筋のこりをとり、リンパの流れをよくしてくれます。
是非試してみて下さいね♫
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