腹筋のストレッチ・ウィークネス話

本日は「ストレッチ・ウィークネス」話。
下記のような「足を固定しての腹筋」で説明します。

よく見かけるこの腹筋。
実は、腹筋より腸腰筋に効きます。それにより「腰痛」を引き起こす可能性もあるんです。

＜仕組み＞

①足を固定すると腹筋よりも腸腰筋（下図）、大腿直筋（ももの前側の筋肉）が優位に働きます（腹筋台でも一緒）。

転載させて頂いたURL  http://www.i-muscle.net/about/walk.html

②腸腰筋が強く収縮する為、骨盤は前傾し、腰椎が引っ張られて腰が反った状態になります。

③お腹の筋肉は伸ばされながら（＝ストレッチされながら）使われることになります。
筋肉は伸ばされすぎると力が入らなくなります（ウィークネス＝弱くなる）。

④結果、腰がそり、ますます腰痛になる可能性がある。

実際、体験するとわかりやすいと思うので下記のことをやってみて下さい。

①Before
両膝を曲げて体育座り。胸の前で手を当てて斜め45°位でキープ。
他の人に軽く両肩を押してもらい、どの位耐えられるかを覚えておく。

②上記の腹筋を、5回ほど繰り返す。

③After
ちょっともう一度試してみる。
耐えにくくなることがわかると思います。

身体にとって良かれと思ってやっていたことが、実は逆効果のことも ”たまに” あります。

しかし、
腰痛改善≒腹筋強化という考えは間違っていません。
腹筋をする＞腹圧が高まる＞腰椎の負担が分散する＞腰痛の改善につながります。

じゃあ、どんな腹筋が良いか、
というと、下記のようものも良いかもしれません（１つの提案です）。

Lev.1
最初はこんな腹筋からはじめると良いかもしれまん。

Lev.2
慣れてきたら、こんなんどないでっしゃろ？

Lev.3
さらに慣れたら、足をおさえないで起き上がってくるこんな腹筋にもチャレンジしてみましょう！

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